インプラント治療のデメリットとは?費用やリスクを徹底解説
目次
- インプラント治療のデメリットとは?
- インプラント治療が向かない場合とは?
- インプラント治療で考えられる手術時のリスク
- 金属アレルギーや素材に関する懸念
- インプラントのデメリットを軽減するポイント
- まとめ
東京都大森駅徒歩50秒の歯医者・歯科「おおもり北口歯科」です。
インプラント治療は失った歯を取り戻す画期的な方法として注目されていますが、「デメリットはないの?」と不安に感じる方も少なくありません。
費用が高額になることや手術のリスクが伴うなど、知っておくべきポイントがあります。
専門的な視点でインプラントのデメリットを解説し、デメリットを軽減する方法も併せてお伝えします。
この記事を読むことで、インプラント治療の不安を解消し、自分に合った治療法を選べるようになるでしょう。
選択を後悔しないためにも、事前に情報をしっかり把握することが大切です。
インプラント治療のデメリットとは?
保険適用外で高額な費用がかかる
インプラント治療は自由診療に分類されるため、保険が適用されず治療費が高額になります。
1本あたりの費用は30万~50万円が相場ですが、複数本の治療を必要とする場合や骨移植が必要なケースでは、さらに費用が増加する可能性があります。
治療後も定期的なメンテナンスが必要であり、このメンテナンス費用も負担に含まれます。
これにより、インプラント治療は長期的に見ても大きな投資となるため、事前に総費用を把握しておくことが重要です。
また、医療費控除を利用することで一定の負担軽減が可能な場合もあるため、必要に応じて確認することをおすすめします。
治療期間が長く通院が必要なケースが多い
インプラント治療には骨とインプラント体が結合するまでの「治癒期間」が含まれるため、通常の歯科治療に比べて治療期間が長くなります。
具体的には、治療完了までに半年から1年ほどかかるケースが一般的です。
この間、数回の通院が必要になるため、仕事や家庭のスケジュールと調整が必要です。
特に繁忙期や出張が多い方にとっては、大きな負担となることがあります。
治療開始前にスケジュールを十分に確認し、計画を立てることが求められます。
手術が必要で体への負担がある
インプラント治療では、あごの骨に人工歯根を埋め込む外科手術が行われます。
この手術は局所麻酔や静脈内鎮静法を用いるため痛みは抑えられるものの、術後に腫れや痛みが生じることがあります。
また、高血圧や糖尿病などの全身疾患を抱えている場合、手術後の合併症リスクが高まるため、事前に医師と十分に相談する必要があります。
全身の健康状態を確認し、適切な医療機関を選ぶことでリスクを軽減することができます。
インプラント治療が向かない場合とは?
骨密度が不足している場合は治療が難しい
あごの骨密度が低い場合、インプラントがしっかり固定されず、治療が失敗するリスクが高まります。
このような場合、骨移植や骨造成手術が必要になることがありますが、これにより治療期間や費用がさらに増加する可能性があります。
事前にCTスキャンなどの精密検査を受けることで、骨の状態を確認することが重要です。
糖尿病などの全身疾患がある場合はリスクが高い
糖尿病や心疾患を持つ患者は、手術後の傷の治癒が遅れる可能性があります。
また、免疫力の低下により感染症リスクが高まることから、特別な管理が必要です。
主治医と歯科医師が連携し、血糖値や全身状態を安定させた上で治療を進めることが求められます。
禁煙できない方は治療後の失敗リスクがある
喫煙はインプラントと骨の結合を妨げるだけでなく、術後の感染症リスクを高める要因となります。
治療を成功させるためには、術後の禁煙が必須です。
喫煙を続ける場合、インプラントが早期に脱落する可能性があるため、禁煙が難しい方には他の治療法を検討することが勧められます。
インプラント治療で考えられる手術時のリスク
神経損傷や上顎洞への迷入の可能性
インプラント治療では、あごの骨に埋め込む際に下顎神経や上顎洞を損傷するリスクがあります。
これにより、痛みや麻痺、鼻血が発生する可能性があります。
術前にCTスキャンで骨や神経の位置を確認し、適切な治療計画を立てることでこれらのリスクを最小限に抑えることができます。
骨とインプラントが結合しない場合がある
骨粗しょう症や喫煙、術後のケア不足が原因で、インプラントと骨が結合しないケースがあります。
この場合、インプラントが安定せず、再手術が必要になることがあります。
定期的なメンテナンスと適切なアフターケアがリスク軽減の鍵となります。
術後の痛みや腫れが続くことがある
術後の腫れや痛みは通常3~5日で改善しますが、症状が長引く場合は感染症や神経損傷の可能性があります。
術後の経過に異常を感じた場合は、早急に歯科医師に相談することが重要です。
金属アレルギーや素材に関する懸念
チタンアレルギーの可能性は低いがゼロではない
インプラントに使用されるチタンは、金属アレルギーを起こしにくい素材ですが、まれに反応が出るケースがあります。
治療前にアレルギーの検査を受けることで、安全に治療を進めることができます。
使用される素材による見た目の違いがある
インプラントの人工歯部分にはセラミックやジルコニアが使われることが多く、それぞれの素材に特有の特徴があります。
見た目や耐久性を重視する場合、自分の希望に合った素材を選ぶことが大切です。
インプラントのデメリットを軽減するポイント
専門医による診断と治療計画の重要性
インプラント治療は高度な技術を必要とするため、経験豊富な専門医に相談することが成功の鍵となります。
複数の医院で意見を聞き、信頼できる医師を選ぶことが重要です。
術後のメンテナンスを徹底して行うこと
定期的なクリーニングや検診を受けることで、インプラントの寿命を延ばすことができます。
自宅での適切なブラッシングも重要であり、歯科医から正しいケア方法を学ぶことが必要です。
治療前に複数のクリニックでカウンセリングを受ける
治療内容や費用を比較検討するために、複数のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
まとめ
インプラント治療には費用や手術リスクなどのデメリットがありますが、適切な計画とケアを行うことで、多くのメリットを享受することができます。
自分の健康状態やライフスタイルを十分に考慮し、専門医と相談して慎重に判断することが重要です。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
神奈川歯科大学卒業後、中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科
おおもり北口歯科 開業
昭和大学口腔外科退局後は、昭和大学歯学部学生口腔外科実習指導担当経験 また、都内、神奈川県内の各歯科医院にて出張手術担当。
【所属】
・日本口腔外科学会
・ICOI国際インプラント学会
・日本口腔インプラント学会
・顎顔面インプラント学会
・顎咬合学会
・スポーツ歯科学会
・アメリカ心臓協会AHA
・スタディーグループFTP主宰
【略歴】
・神奈川歯科大学 卒業
・中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
・医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
・シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
・医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
・医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
・医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科
・おおもり北口歯科 開業
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