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フッ素塗布が虫歯のリスクを下げる3つの仕組み
フッ素塗布が虫歯のリスクを下げる3つの仕組み
フッ素塗布が虫歯のリスクを下げる3つの仕組み
おおもり北口歯科です。
本日は「フッ素塗布が虫歯のリスクを下げる3つの仕組み」についてお話しします。1:溶解した歯の再石灰化を促す
プラークが出す酸の影響で、歯のミネラル(リン、カルシウムなど)が溶解します(脱灰)。ですがフッ素塗布をすることで、再石灰化(涎によって溶解した成分が元に戻る)が促進されます。再石灰化が遅かったり、脱灰の時間が長かったりすると虫歯のリスクが上がりますから、フッ素塗布などによって再石灰化を早めることが有効と言えます。
2:エナメル質と結びついて歯を強化する
再石灰化の際、フッ素は歯の表面のエナメル質の成分と結びつき、「ハイドロアパタイト」から「フルオロアパタイト」と呼ばれる硬度の高い結晶に変化し、歯を強くします。すると脱灰が起きにくくなりますから、虫歯のリスクが下がります。
3:プラークから生じる酸が減少し、脱灰しにくくなる
ブラッシングを行ったりデンタルフロスを使ったりすることで大半のプラークは除去できますが、全ての歯垢を落とせるわけではありません。残ったプラークから生じる酸は歯を溶解させます。ですがフッ素の力によりその酸を減少させれば、歯の脱灰を軽減することができます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
大森駅からすぐ近くの歯医者
『おおもり北口歯科』
東京都大田区山王2丁目5−2 福島屋ビル 1F
TEL:03-5742-7036
2022.10.24
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親知らずに関するよくある質問②
親知らずに関するよくある質問②
親知らずに関するよくある質問②
おおもり北口歯科です。
本日は「親知らずに関するよくある質問」にお答えします。
「Q3:親知らずは抜いた方がいい?」A3:
先々トラブルになる可能性が高いと判断した場合は、抜いておくのも一つの方法です。親知らずの生え方には、次のようなパターンがあります。
1.正しく生えている
2.頭が少し見えている
3.全く見えない
1.正しく生えている
他の生え方と比べて問題が起こりにくいですが、そもそも親知らずが奥歯にあるため、歯磨きがしにくく、プラークコントロールがうまくいかないことが多いです。
親知らずの手前にある歯との間で、むし歯が発生することが多いので、意識して歯磨きをすることが重要です。2.頭が少し見えている
一番トラブルになりやすいパターンです。
親知らずはほとんど見えないため、歯ブラシが届きにくいのです。
それにもかかわらず、歯と歯ぐきの間にある空間は歯周ポケットと呼ばれ、かなり深くなっていることが多く、この隙間に汚れが詰まりやすいこともよくあります。痛みがなくても、歯周ポケットの深さによっては早めの抜歯をおすすめする場合もあります。
3.全く見えない
親知らずが見えないため、問題がないように思われるかもしれません。
しかし、親知らずの隣の歯の歯周ポケットと、親知らずが直接つながっている場合、特に注意が必要です。
このようなケースでは、親知らずが全く見えないにもかかわらず歯ぐきが腫れたり、歯ぐきに完全に覆われている親知らずが虫歯(う蝕)になったりする可能性があります。一方、歯周ポケットがつながっておらず、問題も特に発生していない場合は、現状のまま様子を見てもよいでしょう。
「Q4:親知らずの抜歯後、歯ぐきや骨の治癒にはどれくらいの時間がかかりますか?」A4:
歯ぐきは通常1週間程度で、日常生活に支障がない程度に回復します。
完全に治癒するまでには、約1ヶ月かかると考えておいてください。
親知らずを抜いた後の骨の治癒については、通常6ヶ月以上かかることがほとんどです。
少しでも参考になれば幸いです。
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東京都大田区山王2丁目5−2 福島屋ビル 1F
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2022.10.07