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虫歯に関するQ&A②
虫歯に関するQ&A②
おおもり北口歯科です。
今日は、虫歯に関する皆様からの質問にお答えいたします。Q:歯間ブラシやデンタルフロスは使用すべきでしょうか?
A:歯間ブラシやデンタルフロスの使用をおすすめしています。それらの使用により以下の効果が期待できます。
・ブラッシングが難しい箇所のバイオフィルム(様々な菌が集まり、歯の表面に付着した膜)を除去
・歯肉が下がったり、根が露出している部分をしっかりと清潔にする通常のブラッシングだけでは口腔内の汚れを完全に取り除くことはできません。そのため、歯間ブラシやデンタルフロスも使用してください。寝る前のブラッシング時だけでも構いません(最も丁寧に磨くべきタイミングです)。
Q:「コーラなどの炭酸飲料が歯を溶かす」というのは本当ですか?
A:それは事実です。
エナメル質の臨界はpH5.5程度ですが、コーラをはじめとする炭酸飲料はpH2.5程度で、歯を溶かすことがあります。同様に、pH2.5程度のレモンやpH3.0程度のワインも歯を溶かす可能性があります。
そのため、唾液による中和作用と再石灰化が非常に重要となります。
そして、強酸性の飲食物が歯に長時間接触することは、歯に大きな負担をかけます。これを「酸蝕症」と呼びます。酸蝕症は虫歯とは異なりますが、酸を好む細菌が増え、酸を苦手とする細菌が減ることで、虫歯のリスクが上がります。
ただし、短期間で歯が溶解するわけではないため、通常の食生活を送っている方は過剰に心配する必要はありません。
少しでも参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
大森駅からすぐ近くの歯医者
『おおもり北口歯科』
東京都大田区山王2丁目5−2 福島屋ビル 1F
TEL:03-5742-7036
2023.04.21
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虫歯に関するQ&A①
虫歯に関するQ&A①
おおもり北口歯科です。
本日は、虫歯に関する質問にお答えします。Q:冷たいものが歯にしみるとき、それは必ずしも虫歯のせいでしょうか?
A:必ずしも虫歯とは限りません。
歯がしみる原因は、「知覚過敏」が主な要因であり、虫歯ではないケースが多いです。ただし、虫歯が進行して冷たいものが歯にしみることもあります。いずれの場合でも、無視せずに歯科医に相談することをおすすめします。
Q:虫歯と診断されたが、削る必要がないと言われました。軽度の虫歯の段階で削り治療すべきではありませんか?
A:虫歯によっては、「削らず様子を見る」方が良いケースもあります。
次のような状況では、「削らない」と判断されることがあります。
1:穴が小さく、治療すると健康な歯を削ることになる場合
2:歯の表面に変色があるものの、穴がない場合特に2のケースでは、削る必要性はほとんどありません。歯の再石灰化によって、見た目が回復することも珍しくありません。
1については、歯科医の考え方が異なります。主治医と相談し、不安があればセカンドオピニオンも検討しましょう。
Q:食後すぐに歯を磨くのは良くないという話を聞いたことがありますが、それは本当でしょうか?
A:酸性の強い飲食物を摂取後、30分以内にブラッシングすると歯が削れるリスクがあるとされています。
そのため、食事後30~60分経ってからブラッシングすることが推奨されています。ただし、「酸性の強い飲食物を頻繁に摂取していない」場合は、あまり心配する必要はありません。
※仕方なく食後すぐに寝る場合は、歯を磨いておきましょう。
※酸性の強い飲食物:柑橘類、炭酸飲料、赤ワイン、ビールなど歯の健康を維持するために、定期的な歯科医院でのチェックアップや日々の歯磨きを怠らないように心がけましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。今後も歯科に関する質問や疑問がございましたら、お気軽にお寄せください。
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東京都大田区山王2丁目5−2 福島屋ビル 1F
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2023.04.06