歯周病治療

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歯周病治療

歯周病

歯医者さんで治す病気は虫歯だけではありません。大切な自分の歯を一生残すためには歯周病治療や歯周病予防が大切です。

こちらでは大森駅徒歩50秒の歯医者、おおもり北口歯科が歯周病治療についてご説明します。歯周病は歯を失うばかりか、からだの様々な部分に影響を及ぼす怖い病気です。歯ぐきの腫れや出血が気になったら、早めに当院へご相談ください。

歯周病はどうしてなるの?

歯周病はどうしてなるの?

歯周病は、お口の中の歯垢(プラーク)に棲みついた歯周病菌によって引き起こされる感染症です。歯周病菌が毒素を出して歯ぐきに炎症を起こし、歯ぐきや歯を支える顎の骨を溶かしていきます。

初期の歯周病はほとんど自覚症状がありません。歯周病が進行していくと歯がグラグラになったり、口臭がきつくなったりしていきます。最悪の場合、顎の骨が歯を支えきれなくなって、歯が抜け落ちてしまうことも。日本人が歯を失う一番の原因が、この歯周病なのです。

歯周病の予防・改善には、お口の中の歯垢除去、すなわち「プラークコントロール」がポイントです。また歯周病は生活習慣病のひとつでもあり、ストレスや加齢、睡眠不足や糖尿病などといった、良くない生活習慣を改善することによっても症状の改善が可能です。

歯周病と関係の深い「レッドコンプレックス」とは?

口腔内には数百種類の細菌やウイルスが存在しており、その中には病気を引き起こす悪玉菌だけでなく、からだに良い影響を及ぼす善玉菌もあります。お口の健康においては、口腔内の善玉菌と悪玉菌のバランスを保つことが大切です。

数百種の菌の中でも、とくに歯周病に関わりが深いといわれる菌が次の3つです。歯周病へのかかわりが深い順にピラミッド構造で模式化した際に頂点に位置する菌であり、「レッドコンプレックス」と分類されています。

歯周病と関係の深い「レッドコンプレックス」とは?

ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.g.菌)
トレポネーマ・デンティコーラ(T.d.菌)
タンネレラフォーサイセンシス(T.f.菌)

実際のところ、重度歯周炎にかかっている人からは、上記3つの菌の検出割合が高くなっています。

歯周病は全身に影響を及ぼす病気です

歯周病は感染病のひとつであり、歯周病菌によって、お口の中だけでなく、からだの様々な部分にも悪影響を及ぼすといわれています。健康的な生活を送るためにも、歯周病治療は重要なのです。

糖尿病

糖尿病

歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼしあっているといわれています。糖尿病患者に歯周病にかかっている人が多いという報告や、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するといった報告があります。

心臓疾患や脳血栓疾患

心臓疾患や脳血栓疾患

歯周病の原因菌が血管に入り込むと、血管が詰まりやすくなります。その結果、狭心症や心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳梗塞(のうこうそく)といった病気にかかるリスクが高まるといわれています。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

食べ物といっしょに誤って歯周病菌を飲み込んでしまうことで、肺炎を引き起こすことがあります。免疫力が衰えているご高齢の方は、とくに注意が必要です。

早産や低体重児出産

早産や低体重児出産

妊娠している女性が歯周病にかかると、低体重児出産や早産リスクが高まるという報告があります。歯周病によってつくりだされる炎症物質が血液中に入り込み、子宮の収縮に影響するためといわれています。

歯周病の進行段階

進行段階 症状 歯周ポケットの深さ
歯肉炎
歯肉炎
歯ぐきに炎症が起きている状態です。毎日のブラッシングで出血することもあります。 3mm程度
軽度歯周炎
軽度歯周炎
歯ぐきの炎症が進み、顎の骨が溶けはじめている状態です。歯ぐきの腫れや出血のほか、冷たい物がしみたり、口臭が気になったりします。 4mm程度
中等度歯周炎
中等度歯周炎
顎の骨が半分くらい溶けている状態です。歯がグラついたり、口臭がきつくなったりします。 6mm程度
重度歯周炎
重度歯周炎
顎の骨が3分の2以上溶けている状態です。歯のグラつきがひどくなり、歯ぐきが下がって歯が伸びたように見えたり、歯と歯ぐきのさかい目から膿が出たりします。放置しておくと歯が抜け落ちてしまうことも。 8mm程度

※表は左右にスクロールして確認することができます。

歯周病治療メニュー

歯周病の治療(保険適用)
歯周病の検査 660円(税込) 歯周病が進行すると、歯と歯茎の間にある「歯周ポケット」という溝が深くなります。また、歯周病細菌が活発に活動していると歯茎に炎症が起きて出血しやすいです。そこで、プローブという機器を歯周ポケット内へ挿入して、歯茎に炎症が起きているか・歯周ポケットがどの程度の深さなのか調べる検査をおこないます。
歯石とり 880円(税込) 歯に残っているプラークは、唾液中に含まれるカルシウムやリン酸と結合することで「歯石」になります。歯茎の外側にできている歯石を「縁上歯石」、歯茎の内側にできている歯石を「縁下歯石」と名称が異なるのが特徴です。また、歯石を放置してしまうと歯周病の進行や口臭の原因になるため、口腔内を衛生的に保つためにも「スケーラー」という機器を使用してスケーリング操作をして歯石取りをおこないます。
歯周病手術 3,399円(税込) 軽度の歯周病から中等度の歯周病に対しては、歯茎に麻酔をしてから「歯周ポケット掻爬術」と呼ばれる外科治療をおこないます。歯周ポケット内に入り込んでいる歯石など感染源を除去していきます。 中等度以上の歯周病に対しては「フラップ手術」と呼ばれる外科治療をおこないます。これは、歯茎に麻酔をしてからメスを使用して歯根を露出して、歯根に付着しているプラークや歯石を取り除きます。

日本臨床歯周病認定衛生士が在籍しています

日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士とは、歯周病の予防と治療のための専門的知識と技術を備え、地域医療に貢献することを目指すため学会から認められた歯科衛生士です。認定歯科衛生士として認められるには次のような厳しい条件が課せられています。

規定の実務実績のほかに、学会ならびに歯科衛生士会の研修を終了し、厳しい審査に合格しなければなりません。また認定歯科衛生士の資格は5年ごとに更新しなければならず、その更新のためも規定時間数の研修や実務実績が必要です。

当院には日本臨床歯周病学会認定の歯科衛生士が在籍し、高度な知識やスキルを活かして、歯周病予防にあたっています。