ホワイトニングでなぜ白くなる?原理を3分で解説|効果とリスクも東京都大森駅徒歩50秒の歯医者・歯科「おおもり北口歯科」です。

歯の黄ばみが気になって「ホワイトニングに興味があるけれど、一体どうやって歯が白くなるの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。この疑問に対し、本記事では「なぜ歯が白くなるのか」という根本的な原理を、専門知識がない方にも分かりやすく解説していきます。

歯が黄ばんでしまう主な原因から、ホワイトニング剤が歯の内部でどのように作用し、色素を分解するのかという化学的なプロセスまでを詳しくご説明します。さらに、歯科医院で行うオフィスホワイトニングやホームホワイトニングなど、種類ごとの特徴、期待できる効果、そして注意すべきリスクや白さを長持ちさせるための具体的なコツについても網羅的にご紹介します。

この解説を通じて、ホワイトニングに関する疑問を解消し、ご自身にぴったりの方法を見つけることで、自信を持って笑顔を見せられる未来への第一歩を踏み出せるでしょう。

目次

まずは知っておきたい!歯が黄ばむ2つの原因

歯の色は、年齢を重ねるにつれて自然に黄ばんでくるものですが、その原因は一つではありません。主に「外因性の黄ばみ」と「内因性の黄ばみ」という2つのタイプに分けられます。それぞれ黄ばみ方が異なるため、対処法も変わってきます。ご自身の歯がどちらのタイプに当てはまるのかを知ることで、効果的なケアの第一歩を踏み出せるでしょう。

原因1:食べ物やタバコによる着色(外因性の黄ばみ)

外因性の黄ばみとは、歯の表面に付着する着色汚れが主な原因で、これは「ステイン」とも呼ばれます。私たちが日常的に口にする飲食物の中に含まれる色素成分が、歯の表面にあるごく薄いタンパク質の膜「ペリクル」と結合することで形成されます。特に、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、醤油などは色の濃い飲食物として知られており、これらを頻繁に摂取する習慣がある方はステインが付きやすい傾向にあります。

また、喫煙習慣のある方は、タバコに含まれるタール(ヤニ)が歯の表面に強力に付着し、頑固な黄ばみや黒ずみの原因となります。これらの外因性の黄ばみは、日々の食生活や嗜好品によって蓄積されるため、適切なセルフケアや歯科医院でのクリーニングによって除去することが可能です。歯の表面を清潔に保つことで、ある程度の黄ばみは改善できると考えられます。

原因2:加齢や歯の構造による変色(内因性の黄ばみ)

内因性の黄ばみは、歯の内部構造の変化によって生じるものです。最も一般的な原因は加齢で、年齢とともに歯の表面を覆う半透明のエナメル質が少しずつ摩耗し、薄くなります。エナメル質の内側には、もともと黄色味を帯びた象牙質(ぞうげしつ)という組織があり、エナメル質が薄くなることで、この象牙質の色がより透けて見えるようになり、歯全体が黄ばんで見えるのです。これは自然な生理現象であり、誰にでも起こりうる変化です。

また、内因性の黄ばみには、加齢以外の要因もあります。例えば、歯の神経が死んでしまった歯(失活歯)は、時間の経過とともに内部から黒ずんでくることがあります。これは、神経の血管から出た血液成分が象牙質に沈着するためです。さらに、子どもの頃に特定の種類の抗生物質(テトラサイクリン系抗生物質)を服用した影響で、歯全体がグレーや茶色に変色してしまう「テトラサイクリン歯」と呼ばれるケースもあります。これらの内因性の黄ばみは、歯の内部に原因があるため、表面的なクリーニングだけでは改善が難しく、ホワイトニングやその他の歯科治療が必要となります。

【本題】ホワイトニングで歯が白くなる原理を3分で解説

ここまで、歯が黄ばむ主な原因として「外因性の黄ばみ」と「内因性の黄ばみ」があることをお話ししました。特に、加齢などによる歯の内部の変色である「内因性の黄ばみ」は、表面的なクリーニングでは改善が難しいものです。では、歯科医院で行うホワイトニングは、どのようにして歯の内部の色素にアプローチし、歯そのものを白くするのでしょうか。このセクションでは、ホワイトニングで歯が白くなる科学的な原理について、化学的な作用をわかりやすく解説していきます。

ホワイトニングの正体は「歯の色素を分解する」化学反応

ホワイトニングとは、歯を削ったり、歯の表面の汚れを物理的に擦り落としたりする治療ではありません。歯科医院で行われるホワイトニングは、専用の薬剤を使用し、歯の内部に沈着している着色物質を化学的に分解することで、歯そのものの色を明るく、白くする方法です。

この化学反応によって、長年の食生活や加齢によって蓄積された象牙質の色素が分解され、無色化されるため、歯が持つ本来の色以上に白く見えるようになるのです。これは、表面の汚れを落とすだけのクリーニングとは根本的に異なる点です。

鍵となる成分「過酸化物」が歯の内部に浸透

ホワイトニング剤の主成分として使われるのは、「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった「過酸化物」と呼ばれる化学物質です。これらの過酸化物が、歯を白くするための重要な役割を担っています。

歯の表面を覆うエナメル質には、目に見えないほどの微細な隙間が多数存在します。ホワイトニング剤を塗布すると、この過酸化物がエナメル質の隙間を通過し、その内側にある象牙質まで浸透していくのです。

「酸化作用」で着色の原因物質を無色に分解する

歯の内部に浸透した過酸化物は、分解される過程で「フリーラジカル」という酸素原子を放出します。このフリーラジカルが、象牙質に沈着している色のついた大きな色素分子に作用します。

フリーラジカルの強力な酸化作用によって、色素分子は細かく分解され、最終的に無色の小さな分子へと変化します。色のついた分子は光を吸収したり反射したりするため、歯が黄色く見えますが、無色の小さな分子は光を透過させたり、あらゆる方向に乱反射させたりします。

この光の乱反射が、歯の透明感を高め、結果として歯が白く、明るく見えるようになる仕組みです。このプロセスは歯を削ることなく、歯の内部から白さを実現するため、歯への負担も少なく安全に白い歯を手に入れることができます。

クリーニングとホワイトニングの違いとは?

歯を白くする方法として、「クリーニング」と「ホワイトニング」の二つが挙げられますが、これらは全く異なるアプローチと目的を持っています。混同されがちですが、それぞれの違いを理解することが大切です。

クリーニングは、歯の表面に付着した歯垢や歯石、そしてコーヒー、紅茶、タバコのヤニなどによるステイン(外因性の着色)を、歯科医院で専用の機器を使って物理的に除去する処置です。これにより、歯本来の白さを取り戻すことができます。いわば、歯の表面をきれいに「お掃除」するイメージです。

一方、ホワイトニングは、先ほどご説明したように、薬剤の化学反応を利用して歯の内部の色素を分解し、歯そのものを「漂白」する処置です。これは、歯本来の色以上に歯を白くする効果があります。まとめると、クリーニングは「汚れを落として歯本来の白さに戻す」のに対し、ホワイトニングは「歯を漂白して歯本来の色以上に白くする」という明確な違いがあるのです。

ホワイトニングの種類別|効果と特徴を比較

歯科医院で行われるホワイトニングには、大きく分けていくつかの種類があります。ご自身のライフスタイルや、どのくらいの白さを目指したいか、そしてかけられる時間や費用によって最適な方法は異なります。ここでは、「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3つの主要な方法について、それぞれの特徴や期待できる効果、メリットとデメリットを詳しく比較しながらご説明します。ご自身にぴったりの方法を見つけるための参考にしてください。

オフィスホワイトニング:歯科医院で受ける即効性の高い施術

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が直接施術を行う方法です。高濃度の過酸化水素を含むホワイトニング剤を歯に塗布し、特殊な光(LEDライトなど)を照射することで薬剤の効果を最大限に引き出します。この方法の最大のメリットは、その「即効性」にあります。1回の施術でも色の変化を実感しやすく、短期間で歯を白くしたい方、例えば結婚式などのイベントを控えている方や、忙しくて頻繁に通院する時間がない方に特におすすめです。

しかし、高濃度の薬剤を使用するため、施術後に歯が一時的にしみる「知覚過敏」の症状が出やすい傾向があります。また、一気に白くなる分、ホームホワイトニングに比べて白さの「後戻り」も比較的早いと感じる方がいらっしゃるかもしれません。費用に関しても、他の方法と比較して1回あたりの料金が高額になる傾向があります。知覚過敏のリスクや費用の面を考慮しつつ、迅速な効果を求める方にとっては非常に有効な選択肢と言えるでしょう。

ホームホワイトニング:自宅でじっくり行う持続性の高い方法

ホームホワイトニングは、歯科医院で歯型を取って作製する専用のマウストレーと、低濃度の過酸化尿素を主成分とするホワイトニングジェルをご自宅に持ち帰り、ご自身で毎日数時間装着する方法です。この方法の最大の特徴は、低濃度の薬剤を時間をかけて浸透させるため、効果を実感するまでに2週間程度の期間が必要となるものの、ゆっくりと深く歯を白くしていくため「白さの持続性が高い」点にあります。

ご自身のペースで好きな時間にできる利便性も大きなメリットです。オフィスホワイトニングに比べて費用が安価な傾向にあることも魅力の一つと言えるでしょう。一方で、毎日継続してマウストレーを装着する手間がかかることや、効果が出るまでに時間がかかる点はデメリットとして挙げられます。しかし、時間をかけて丁寧に白くするため、自然な仕上がりを求める方や、白さの維持を重視したい方には適した方法です。

デュアルホワイトニング:最も高い効果が期待できる組み合わせ

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた最も効果的な方法です。まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、短期間で歯のトーンを一気に明るくします。その後、ご自宅でホームホワイトニングを継続することで、オフィスホワイトニングで得た白さをさらに維持し、向上させていきます。この方法では、それぞれのホワイトニングのメリットを両立させることが可能です。

オフィスホワイトニングの「即効性」で短期間に高い漂白効果を得ながら、ホームホワイトニングの「持続性」で白さの後戻りを防ぎ、長期間美しい歯の色を保つことができます。そのため、ホワイトニング効果と持続性の両方を最も高いレベルで期待できる方法と言えるでしょう。ただし、両方の施術を行うため、費用は他の方法に比べて最も高額になる傾向があります。最高の白さを追求したい方や、長期的な効果の維持を望む方には、費用対効果の面で非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。

【注意】歯科医院とサロンのホワイトニングは全くの別物

ホワイトニングと聞いて、エステサロンやセルフホワイトニング専門店を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、医療機関である歯科医院で行われるホワイトニングと、これらのサロンで行われるホワイトニングは、その仕組みと効果において全く異なるものなので注意が必要です。歯科医院でのホワイトニングは、歯の内部の色素を分解する「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった「過酸化物」を主成分とする薬剤を使用します。

これらの過酸化物は、法律で医療従事者のみが取り扱いを許可された医薬品であり、歯を「漂白」することで歯本来の色以上に白くすることが可能です。これは歯の内部に作用する化学的な治療行為と言えます。一方、エステサロンやセルフホワイトニング専門店では、医療行為が禁じられているため、過酸化物を使用することができません。そのため、主に重曹やポリリン酸、酸化チタンなどを配合した溶液を使用し、歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を浮かせて除去する「クリーニング」に近い処置を行います。

つまり、サロンでの施術は歯の表面の汚れを落とすことで、歯本来の「明るさ」を取り戻すことはできますが、歯そのものの「色」を内部から白く「漂白」することはできないのです。そのため、歯科医院のホワイトニングのような劇的な変化や、歯本来の色以上の白さを得ることは期待できません。効果や安全性、そして得られる結果に大きな違いがあることを十分に理解し、ご自身の目的に合った方法を選択することが重要です。

ホワイトニングの効果とリスク|事前に知っておきたいこと

ホワイトニングを検討する際には、その効果の範囲や、起こりうるリスク、そして副作用について、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。ホワイトニングは万能な処置ではないため、どのようなケースで効果が出やすいのか、またどのような場合に注意が必要なのかを知っておくことで、期待値を現実的なものにし、安心して施術に臨めるようになります。

効果が期待できる歯・できない歯

ホワイトニングの効果は、皆さんの歯の状態によって個人差があります。特に、コーヒーや紅茶、赤ワインなどの日常的な飲食や、年齢を重ねることで生じる歯の黄ばみに対しては、高いホワイトニング効果が期待できます。

しかし、残念ながらホワイトニングでは白くできない歯もあります。例えば、歯科治療で入れた詰め物や被せ物、インプラントといった人工の歯は、ホワイトニング剤では色が変わらないため、白くすることはできません。また、過去に神経を抜いた歯や、テトラサイクリン系の抗生物質の影響で変色してしまった歯も、一般的なホワイトニングでは効果が出にくい傾向にあります。もしこれらの歯の白さを改善したい場合は、セラミック治療など、ホワイトニング以外の方法を歯科医師と相談することをおすすめします。

気になる副作用は?知覚過敏や歯へのダメージについて

ホワイトニングの際に最も多くの方が心配されるのが、「知覚過敏」です。これは、ホワイトニング剤が歯に作用する過程で、一時的に歯の表面にある保護膜(ペリクル)が取り除かれ、刺激が歯の神経に伝わりやすくなるために起こる症状です。冷たいものや温かいものがしみたり、歯が少し浮いたように感じたりすることがありますが、この知覚過敏は通常、施術後24時間から48時間程度で自然に治まることがほとんどなので、過度な心配はいりません。

歯科医院では、知覚過敏が強く出そうな方に対して、事前に知覚過敏抑制剤を塗布したり、ホワイトニング剤の濃度を調整したりといった対策が可能です。もし不安があれば、遠慮なく歯科医師に相談してください。

また、「ホワイトニングで歯が溶ける」「歯が傷む」といった誤解をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。歯科医院で行うホワイトニングは、適切な用法・用量で施術を行う限り、歯の構造にダメージを与えることはありません。歯を削ったり溶かしたりするのではなく、歯の内部の色素を分解する化学反応によって白くするため、歯そのものが傷つく心配はほとんどありません。

効果はどのくらい持続する?

ホワイトニングで手に入れた歯の白さは、残念ながら永久に続くものではありません。時間の経過とともに、日常の食生活やセルフケアの状況によって、徐々に元の色に戻ろうとする「後戻り」が生じます。一般的な目安として、歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合、効果の持続期間は数ヶ月から半年程度、ご自宅で行うホームホワイトニングや、両方を組み合わせるデュアルホワイトニングでは、半年から1年以上効果が持続すると言われています。

ただし、これはあくまで目安です。コーヒーや紅茶、赤ワインを頻繁に飲んだり、タバコを吸う習慣があったりすると、着色が進みやすくなるため、効果の持続期間は短くなる傾向があります。白い歯をできるだけ長く保つためには、施術後のケアが非常に重要になります。次のセクションでは、手に入れた白さを長持ちさせるための具体的なコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

手に入れた白さを長持ちさせる3つのコツ

せっかく手に入れた白い歯は、できるだけ長く維持したいものですね。ホワイトニングの効果は残念ながら永久的なものではなく、日々の生活習慣によって少しずつ色戻りしてしまいます。しかし、いくつかの工夫を実践することで、美しい白さを効果的に長持ちさせることが可能です。ここでは、ホワイトニング後の白さをキープするために実践していただきたい、3つの大切なコツをご紹介します。

これからお伝えする「食事への配慮」「日々の丁寧なセルフケア」「プロによる定期的なメンテナンス」を心がけることで、ホワイトニングの効果を最大限に引き出し、自信に満ちた笑顔を維持できるようになります。ぜひご自身のライフスタイルに合わせて取り入れ、白い歯を長く楽しんでください。

1. ホワイトニング後の食事に気をつける

ホワイトニングで歯を白くした後は、特に食事に気をつけることが大切です。ホワイトニング直後の歯は、表面を保護している「ペリクル」というタンパク質の膜が一時的に剥がれているため、非常にデリケートな状態にあります。この時期は、色の濃い飲食物の色素が歯の内部に浸透しやすく、着色しやすい傾向があるのです。

具体的には、ホワイトニング後24時間から48時間程度は、コーヒー、紅茶、赤ワイン、烏龍茶、コーラといった色の濃い飲み物や、カレーライス、ミートソース、醤油、ケチャップ、チョコレート、ぶどう、ベリー類などの色の濃い食品の摂取を避けるようにしましょう。これらを摂取することで、せっかく白くなった歯に色素が沈着し、色戻りの原因となってしまいます。また、喫煙も着色の大きな原因となるため、この期間は特に控えることをおすすめします。

デリケートな期間を過ぎた後も、日常的に色の濃い飲食物を摂取した際は、できるだけ早く水で口をゆすいだり、歯磨きをしたりする習慣をつけることが、白さを長持ちさせるために非常に効果的です。これにより、色素が歯に定着するのを防ぎ、美しい歯を保つことができます。

2. 日常のセルフケアを丁寧に行う

ホワイトニングで得た白さを維持するためには、日々の丁寧なセルフケアが欠かせません。着色の元となる歯垢(プラーク)やステインの付着を防ぐためには、毎日のブラッシングを基本に、口腔内を清潔に保つことが重要です。

歯磨きをする際は、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間など、汚れが溜まりやすい部分を意識しながら、優しく丁寧に磨きましょう。電動歯ブラシを使用するのも効果的です。また、ホワイトニング効果を謳う歯磨き粉も市販されていますが、これらは主に歯の表面のステインを除去することで「歯本来の白さ」を保つための補助的な役割を果たします。歯そのものを漂白するホワイトニングとは異なるため、過度な期待はせず、あくまで白さを維持するケアの一環として取り入れるのが良いでしょう。

さらに、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間の汚れを除去するために、デンタルフロスや歯間ブラシの併用も強くおすすめします。これらを毎日使用することで、着色の原因となるプラークや初期のステインを効果的に除去し、白い歯を長く保つことに繋がります。

3. 歯科医院で定期的なメンテナンスを受ける

ご自身で行うセルフケアに加え、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることは、ホワイトニング効果を長持ちさせる上で非常に重要です。セルフケアだけでは落としきれない頑固なステインや歯石は、専門的なクリーニングによって除去することができます。

歯科医院で行われるPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)では、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具とペーストを使って、歯の表面に付着した着色汚れや歯垢を徹底的に除去します。これにより、着色の再付着を防ぎ、歯本来の滑らかさを取り戻すことで、白さをより長く維持することが可能です。一般的には3ヶ月から半年に一度の頻度で定期検診とクリーニングを受けることが推奨されています。

また、もし時間が経過して歯の色が気になり始めた場合は、追加のホワイトニング(タッチアップ)を行うという選択肢もあります。定期的なメンテナンスと組み合わせることで、効率的に歯の白さを維持し、常に美しい状態を保つことができます。かかりつけの歯科医院で、ご自身の歯の状態に合ったメンテナンスプランを相談してみましょう。

ホワイトニングに関するよくある質問(Q&A)

ホワイトニングに興味はあっても、具体的な疑問や不安を抱えている方は少なくありません。このセクションでは、ホワイトニングの「痛み」「費用」「期間や回数」といった、多くの方が疑問に感じる点について、分かりやすくお答えします。これまでの解説を補足する形で、皆さまが安心してホワイトニングを検討できるよう、具体的な情報を提供していきます。

Q. 施術中に痛みはありますか?

ホワイトニングの施術中に強い痛みを感じることは、ほとんどありません。しかし、一時的に歯がキーンとしみるような「知覚過敏」の症状が出ることがあります。これは、ホワイトニング剤が歯の内部に作用する際に、象牙細管という歯の組織が刺激を受けるために起こる現象です。

知覚過敏の症状は一時的なもので、通常は施術後24時間から48時間程度で自然に治まります。もし痛みが不安な場合は、事前に歯科医師に相談してください。多くの歯科医院では、知覚過敏を抑える薬剤を塗布したり、ホワイトニング剤の濃度を調整したりするなど、痛みを軽減するための対策をとることが可能です。安心して施術を受けていただくために、気になることは遠慮なく尋ねてみましょう。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

ホワイトニングは、見た目を改善するための審美治療であり、健康保険が適用されない自由診療です。そのため、費用は全額自己負担となり、歯科医院によって異なります。

一般的な費用の目安としては、オフィスホワイトニングの場合、1回あたり数万円程度が相場です。ホームホワイトニングは、マウストレーの作製費用を含めて数万円程度かかることが多いでしょう。最も高い効果と持続性が期待できるデュアルホワイトニングでは、両方の治療を組み合わせるため、十数万円程度の費用がかかる場合があります。これらの費用はあくまで目安であり、施術回数や使用する薬剤の種類によっても変動しますので、具体的な費用については、カウンセリング時に歯科医院で直接確認するようにしましょう。

Q. どのくらいの期間・回数で白くなりますか?

ホワイトニングで歯が白くなるまでの期間や回数は、選ぶ方法や元の歯の色、目指す白さのレベルによって大きく異なります。

オフィスホワイトニングは即効性が特徴で、1回の施術でも効果を実感できることが多いですが、さらに白さを追求する場合は数回通院することもあります。ホームホワイトニングは、毎日2時間程度マウストレーを装着することを2週間ほど続けることで、徐々に効果が現れてきます。デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングで初期の白さを得た後、ホームホワイトニングで維持・向上させていくため、最も早く高い効果を感じやすく、その後の持続性も期待できます。

ご自身の元の歯の色や、どこまで白くしたいかによって必要な期間や回数は変わりますので、まずは歯科医師に相談し、自分に合った治療計画を立ててもらうのがおすすめです。

まとめ:ホワイトニングの原理を理解して、自信の持てる白い歯へ

この記事では、ホワイトニングで歯がなぜ白くなるのか、その科学的な原理から具体的な施術方法、そして注意点までを詳しく解説してきました。ホワイトニングは、歯の表面の汚れを落とす「クリーニング」とは異なり、専用の薬剤による化学反応で歯の内部に沈着した色素を分解し、歯そのものを内側から白くする方法です。

歯が黄ばむ主な原因が、加齢による歯の内部構造の変化や、コーヒー、紅茶といった飲食物による着色であることを理解することは、ご自身の歯の状態を把握し、適切なホワイトニング方法を選ぶ上で非常に重要です。そして、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤が歯の内部に浸透し、色素を無色透明に分解する「酸化作用」こそが、ホワイトニングの核心的な原理と言えます。

オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングといった選択肢の中から、ご自身のライフスタイルや希望する白さのレベル、かけられる期間や費用に合わせて最適な方法を選び、自信を持って笑える理想の白い歯を手に入れましょう。この記事で得た知識を基に、まずは信頼できる歯科医師に相談し、ご自身の歯に合ったプランを検討してみてください。

 

監修者

菊池 雄一 | Kikuchi Yuichi

神奈川歯科大学卒業後、中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科
おおもり北口歯科 開業
昭和大学口腔外科退局後は、昭和大学歯学部学生口腔外科実習指導担当経験 また、都内、神奈川県内の各歯科医院にて出張手術担当。
 

【所属】
日本口腔外科学会
ICOI国際インプラント学会
日本口腔インプラント学会
顎顔面インプラント学会
顎咬合学会
スポーツ歯科学会
アメリカ心臓協会AHA
・スタディーグループFTP主宰

【略歴】
神奈川歯科大学 卒業
・中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科

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