歯石がたまりやすい人の特徴とは?効果的な予防法を解説

目次

 

東京都大森駅徒歩50秒の歯医者・歯科「おおもり北口歯科」です。
歯石がたまりやすいと感じている方は多いのではないでしょうか。
歯磨きをしてもすぐに歯石がついてしまうと、不安に感じることもあるでしょう。
実は、歯石がつきやすいのにはいくつかの原因があります。
歯磨きの方法や生活習慣、唾液の性質などが影響するため、自分に合った対策を知ることが大切です。
今回は、歯石ができやすい人の特徴や予防方法について詳しく解説します。
正しい知識を身につけることで、口腔環境を改善し、健康な歯を維持することができます。

 

歯石がたまりやすい人の特徴とは?

歯磨きが不十分な人

歯石の主な原因は、歯磨きが不十分なことです。
歯ブラシだけでは口腔内の汚れを完全に落とすことが難しく、特に歯と歯の間や歯ぐきの境目にプラークが残りやすくなります。
そのため、歯間ブラシやデンタルフロスの併用が重要です。
毎日正しい方法で歯を磨かないと、短期間で歯石が形成されてしまいます。

唾液の性質が影響する

唾液の性質も歯石の付きやすさに関係します。
特に唾液がアルカリ性に近いと、歯垢が早く硬化しやすくなります。
逆に、酸性に傾いた唾液の人は虫歯のリスクが高くなりますが、歯石はつきにくい傾向にあります。
唾液の性質は個人差があるため、歯科医院での検査を受けることで自分の口腔環境を知ることができます。

生活習慣による影響

喫煙や口呼吸、ストレスによる唾液分泌量の低下も歯石がたまりやすくなる要因です。
特に喫煙は、歯にヤニが付着し、プラークを吸着しやすくするため、歯石のリスクを高めます。
また、口呼吸の習慣があると口の中が乾燥し、細菌が増殖しやすくなります。

 

歯石がたまりやすい人のチェックリスト

歯磨きの習慣を見直す

歯石がつきやすい人の多くは、歯磨きの仕方に問題があります。
毎日磨いているつもりでも、歯ブラシだけでは汚れの約6割しか落とせません。
特に歯間や奥歯、歯ぐきの境目などは歯垢が残りやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が効果的です。
また、ブラッシング圧が強すぎると歯ぐきを傷つけ、逆に弱すぎると汚れを十分に落とせません。

食生活の改善

糖分の多い食品や柔らかい食べ物を控え、バランスの取れた食事を心がけることも大切です。
特に繊維質の多い食材は唾液の分泌を促し、歯の表面を自然に掃除する効果があります。
例えば、以下の食材が推奨されます。

  • ・野菜や果物(リンゴやニンジンなど)
  • ・ナッツ類
  • ・チーズやヨーグルトなどの乳製品

定期的な歯科クリーニング

自宅でのケアだけでは取り除けない歯石は、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることが重要です。
3カ月ごとの定期検診を受けることで、歯石の蓄積を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
歯科医院では、専門の器具を用いて歯の表面をきれいにし、再付着を防ぐ処置を行います。

 

歯石を放置するとどうなる?

歯周病の進行

歯石は歯周病を引き起こす最大の原因です。
歯と歯ぐきの隙間に蓄積された歯石は細菌の温床となり、歯周病菌が増殖します。
歯ぐきの腫れや出血から始まり、放置すると歯を支える骨が溶けて歯が抜けてしまう恐れがあります。

口臭の悪化

歯石がたまることで、口臭の原因となる細菌が繁殖します。
歯周病が進行すると、口腔内の細菌が増え、嫌な臭いが発生します。
特に、朝起きたときや空腹時に口臭が気になる場合は、歯石が原因である可能性があります。

全身の健康への影響

歯周病菌は血流に乗って全身に広がり、糖尿病や心疾患、脳卒中のリスクを高めることがわかっています。
口腔内の健康を維持することは、全身の健康管理にもつながります。

 

歯石を防ぐためのセルフケア

デンタルケアグッズの活用

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを日常的に使用することで、歯垢の除去率を高めることができます。
特に以下のようなアイテムが効果的です。

  • ・デンタルフロス(歯と歯の間の清掃に)
  • ・歯間ブラシ(歯ぐきの隙間に入りやすい)
  • ・舌ブラシ(舌の汚れを取り除く)

唾液の分泌を促す工夫

唾液には自浄作用があり、口腔内の細菌を洗い流す効果があります。
ガムを噛む、水分をこまめに摂る、よく噛む食事を心がけることで、唾液の分泌が促進され、歯石の予防に役立ちます。

就寝前のケアを徹底

夜間は唾液の分泌が減るため、寝る前の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。
寝る前に洗口液を使用することで、細菌の繁殖を抑え、歯石の形成を防ぐことができます。

 

まとめ

歯石がたまりやすい人は、日頃の歯磨き方法や生活習慣の見直しが必要です。
定期的な歯科クリーニングと適切なセルフケアを組み合わせることで、歯石の蓄積を防ぎ、健康な口腔環境を維持できます。
歯石を放置すると、歯周病や口臭、全身の健康リスクにつながるため、早めのケアを心がけましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

菊池 雄一 | Kikuchi Yuichi

神奈川歯科大学卒業後、中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科
おおもり北口歯科 開業
昭和大学口腔外科退局後は、昭和大学歯学部学生口腔外科実習指導担当経験 また、都内、神奈川県内の各歯科医院にて出張手術担当。
 

【所属】
日本口腔外科学会
ICOI国際インプラント学会
日本口腔インプラント学会
顎顔面インプラント学会
顎咬合学会
スポーツ歯科学会
アメリカ心臓協会AHA
・スタディーグループFTP主宰

【略歴】
神奈川歯科大学 卒業
・中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科
おおもり北口歯科 開業

 

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