寝起きの口臭を防ぐ夜5分ケア。もう朝の口臭で悩まない!

東京都大森駅徒歩50秒の歯医者・歯科「おおもり北口歯科」です。
多くの人が「朝起きたときの口臭」に悩みを抱えています。これは誰にでも起こりうる生理的な現象ですが、毎朝の不快感や、人との会話を躊躇してしまう原因になっていることも少なくありません。しかし、その悩みは夜寝る前にたった5分間の簡単なセルフケアを取り入れるだけで大きく改善できる可能性があります。
この記事では、寝起きの口臭がなぜ発生するのかという根本的な原因を解き明かし、誰でも今日から実践できる具体的なケア方法をステップバイステップでご紹介します。朝、口の中のネバつきや嫌な臭いを気にすることなく、スッキリとした目覚めを迎え、自信を持って一日をスタートできる新習慣を始めてみませんか。
なぜ?寝起きの口臭が強くなる根本原因
朝起きたときの口の臭いは「モーニングブレス」とも呼ばれ、誰にでも起こり得る生理的な現象です。しかし、その強さには個人差があり、中には強い口臭に悩まされている方もいらっしゃるかもしれません。寝起きの口臭が特に強くなるのには、睡眠中に私たちの口の中で起こる特定のメカニズムが関係しています。
口臭の主な原因は、口の中に存在する細菌が食べかすや剥がれた粘膜などを分解する際に発生させる揮発性硫黄化合物(VSC)というガスです。睡眠中は、このガスを発生させる細菌が増殖しやすい環境になるため、朝の口臭は一日で最も強くなりやすいと言われています。
具体的には、睡眠中の唾液の減少、口呼吸による口内の乾燥、そして夜の歯磨きで落としきれなかった汚れの3つが、寝起きの口臭を悪化させる主な原因として挙げられます。これらの要素が複合的に作用し、朝の不快な口臭を引き起こしているのです。
原因1:睡眠中の唾液の減少による細菌の増殖
寝起きの口臭の最も大きな原因の一つが、睡眠中に唾液の分泌量が大幅に減少することです。唾液には、口の中を洗い流す「自浄作用」や、細菌の増殖を抑える「抗菌作用」、そして歯の再石灰化を促す作用など、口内の健康を守る上で非常に重要な役割があります。
しかし、人間は睡眠に入ると、唾液の分泌量が覚醒時の10分の1以下にまで激減してしまいます。これにより、口の中の自浄作用や抗菌作用が十分に機能しなくなり、口臭の原因となる細菌が活発に増殖しやすい環境が作られてしまうのです。
細菌は、口内に残った食べかすや剥がれ落ちた粘膜細胞などをエサにして、揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれるメチルメルカプタンや硫化水素といったガスを発生させます。これらのガスこそが、あの不快な口臭の正体であり、唾液の減少と細菌の増殖が相互に作用することで、寝起きの口臭は一層強くなる傾向にあります。
原因2:口呼吸による口内の乾燥
口呼吸もまた、寝起きの口臭を悪化させる重要な要因です。健康な状態では、私たちは主に鼻で呼吸(鼻呼吸)をします。鼻呼吸は、鼻毛や粘膜が空気中の異物やウイルスを除去し、空気に適度な湿り気と温度を与えることで、口や喉を守る働きがあります。
しかし、睡眠中に口が開いて口呼吸になってしまうと、口内が直接外気にさらされるため、唾液が蒸発しやすくなり、著しく乾燥してしまいます。唾液の減少はすでに説明した通り、口内細菌の増殖を許し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)の産生を促進します。つまり、口呼吸は唾液の減少をさらに加速させ、口臭の悪循環を生み出すのです。
無意識のうちに口呼吸になっている方は意外と多く、特にアレルギー性鼻炎や鼻詰まりがある方、顎の形や歯並びによっては口が開きやすい方もいます。ご自身の寝ている間の呼吸習慣を見直すことは、朝の口臭対策の第一歩と言えるでしょう。
原因3:歯磨きで落としきれなかった汚れ
夜寝る前の歯磨きが不十分だと、口の中に残った歯垢(プラーク)や食べカスが、寝ている間に口臭の原因となります。歯垢とは、細菌の塊であり、これが食べカスとともに口内細菌にとって格好の栄養源となってしまうのです。
細菌は、これらの汚れをエサにして代謝を行い、その過程で揮発性硫黄化合物(VSC)をはじめとする口臭の原因物質を産生します。特に、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の溝などは歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが発生しやすい場所です。これらの部位に蓄積された汚れが、寝ている間に口臭の温床となってしまいます。
つまり、就寝前の歯磨きは単に「磨いた」という事実だけでなく、「いかに汚れをきちんと落とせたか」が重要です。磨き残しが多いと、どんなに他のケアをしても口臭の根本原因を断ち切ることができません。丁寧で徹底した夜のオーラルケアが、爽やかな朝を迎えるための鍵となります。
【実践編】寝起きの口臭を防ぐ!夜の簡単5分ケア4ステップ
寝起きの口臭は、誰にでもある生理現象でありながら、多くの人が悩みを抱えているデリケートな問題です。しかし、ご安心ください。毎晩のルーティンに「たった5分」加えるだけで、その悩みを大きく軽減できる効果的なセルフケアがあります。これからご紹介する4つのステップは、就寝中に増える口内細菌の活動を抑制し、口臭の原因となる物質の発生を根本から抑えることを目的としています。各ステップは短時間で完了するため、忙しい方でも無理なく取り入れられるでしょう。この簡単な新習慣で、翌朝の口内環境を劇的に改善し、爽やかな目覚めを手に入れてください。
ステップ1:歯間ブラシ・フロスで歯の隙間の汚れを除去(1分)
歯ブラシだけを使った歯磨きでは、実は歯の表面全体の約6割程度の汚れしか除去できないと言われています。特に歯と歯の間や、歯と歯茎の境目といった部分は、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが発生しやすい箇所です。これらの隙間に残った食べカスや歯垢は、寝ている間に口臭原因菌の温床となり、増殖を加速させてしまいます。
そこで重要となるのが、歯間ブラシやデンタルフロスを使った歯間ケアです。歯間ブラシは、歯茎が下がって隙間ができた方や、ブリッジなどの補綴物(ほてつぶつ)がある場合に効果的です。一方、デンタルフロスは、歯と歯の隙間が狭い方や、歯茎が健康な若い方におすすめです。デンタルフロスを使用する際は、歯の側面に沿わせてノコギリのように優しく動かし、歯と歯茎の境目までしっかりと入れ込みましょう。歯間ブラシは、無理に挿入せず、適切なサイズを選んで歯茎を傷つけないように注意してください。この1分のひと手間が、口臭予防の大きな鍵となります。
ステップ2:歯垢を意識した丁寧な歯磨き(2分)
毎日の歯磨きは、単に口の中をきれいにするだけでなく、「歯垢(プラーク)を物理的に除去する」という明確な目的を持って行うことが重要です。歯垢は口臭の主な原因となる細菌の塊であり、これをいかに効率よく取り除くかが口臭予防のポイントとなります。
効果的な歯磨きの方法の一つに「バス法」があります。これは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、軽い力で細かく振動させるように磨く方法です。歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)に潜む歯垢をかき出すように意識しましょう。ゴシゴシと力を入れて磨いてしまうと、歯茎を傷つけたり、歯のエナメル質を削ってしまう原因になるため注意が必要です。2分間という時間を最大限に活用するために、奥歯から前歯へと磨く順番を決めて、すべての歯を均等に丁寧に磨き上げることを意識してください。磨き残しをなくすことが、口臭対策には欠かせません。
ステップ3:舌クリーナーで舌苔(ぜったい)を優しくオフ(30秒)
寝起きの口臭の大きな原因の一つに、舌の表面に付着する白い苔状の「舌苔(ぜったい)」があります。舌苔は、食べカスや剥がれ落ちた口内の粘膜細胞、そしてそれらをエサに増殖した細菌の塊で、特に口臭の強い発生源となります。舌苔を放置すると、就寝中に細菌がさらに活動し、揮発性硫黄化合物(VSC)という口臭ガスを大量に発生させてしまいます。
舌苔ケアの際には、歯ブラシで舌をゴシゴシ磨くのは避けてください。歯ブラシの毛は硬く、舌の表面にある味を感じる「味蕾(みらい)」を傷つけてしまう可能性があります。必ず専用の舌ブラシや舌クリーナーを使用し、舌の奥から手前に向かって、力を入れずに優しく数回なでるように汚れをかき出しましょう。舌苔は無理にすべて除去しようとせず、軽く薄くなる程度で十分です。毎日1回、優しくケアすることで、口臭の原因を効果的に減らすことができます。
ステップ4:仕上げの殺菌マウスウォッシュとコップ1杯の水(1分30秒)
オーラルケアの締めくくりとして、殺菌成分を配合したマウスウォッシュ(洗口液)の使用をおすすめします。歯磨きや舌磨きでは取り除ききれなかった細菌に対して、マウスウォッシュの殺菌成分がアプローチし、口臭原因菌の活動を抑制する効果が期待できます。ただし、アルコール含有のマウスウォッシュは口内を乾燥させやすい性質があるため、就寝前の使用ではノンアルコールタイプを選ぶと良いでしょう。
そして、すべてのケアが終わった後にコップ1杯の水を飲むことを習慣にしてください。これは、就寝中の口内の乾燥を少しでも和らげるための、非常に簡単で効果的な一手間です。睡眠中は唾液の分泌が極端に減少するため、口の中が乾燥し、細菌が増殖しやすい環境になります。就寝前に水分を補給することで、唾液の働きをサポートし、朝の口臭を軽減する効果が期待できます。この最後の仕上げで、翌朝の口内環境がさらに快適になるでしょう。
【朝の緊急対策】口臭をすぐにリセットする3つの方法
夜の丁寧なオーラルケアが、寝起きの口臭予防には最も大切ですが、つい忙しさでケアを忘れてしまったり、急な予定が入ってしまったりすることもありますよね。そんな時に、朝の口臭をすぐにリセットできる即効性のある応急処置を知っておくと安心です。
ここでご紹介するのは、夜のケアが「予防」であるのに対し、今ある口臭を一時的に「対症療法」として軽減する方法です。これらの簡単な対策は、たった数分で口内をリフレッシュさせ、急いでいる朝でも自信を取り戻すのに役立つでしょう。
1. 起床後すぐに口をゆすぐ
朝、目覚めてすぐに口をゆすぐことは、最も手軽で効果的な緊急対策です。睡眠中には唾液の分泌が減少し、口内で細菌が大量に増殖しています。これらの細菌や、剥がれ落ちた粘膜、ネバネバとした唾液などが、朝の口臭の主な原因となります。
コップ一杯の水で口をゆすぐだけでも、これらの口臭の原因物質を物理的に洗い流すことができます。歯磨きをする時間がない場合でも、この簡単なひと手間を加えるだけで、口の中の不快感が大きく改善され、一時的に口臭が軽減されるのを実感できるでしょう。
2. 朝食をよく噛んで食べる
朝食を摂る、特に「よく噛んで食べる」という行為は、天然の口臭対策として非常に効果的です。咀嚼(そしゃく)によって唾液腺が刺激され、唾液の分泌が活発になります。
唾液には、口内を洗い流す「自浄作用」や細菌の増殖を抑える「抗菌作用」があるため、口内の細菌や臭い物質を自然と除去してくれます。また、食物繊維の多いリンゴやセロリのような食材を選ぶと、噛む回数が増えるだけでなく、歯の表面に付着した汚れを物理的に落とす効果も期待できます。忙しい朝でも、一口一口を意識してしっかり噛む習慣をつけましょう。
3. 朝の歯磨きでスッキリ
夜間の丁寧なケアができていたとしても、朝には再び口臭の原因となる細菌とその代謝物が口内に蓄積しています。そのため、朝の歯磨きは、これらの臭いの元を根本的に除去するための最も効果的な方法です。
朝の歯磨きは、夜のケアが「予防」であるのに対し、一日の始まりに口内環境を「リセット」する重要な役割を担います。歯磨き粉に含まれる香味成分による一時的なマスキング効果だけでなく、物理的に歯垢(プラーク)や舌苔(ぜったい)を清掃することで、口内環境を改善し、スッキリとした爽やかな息を取り戻すことができます。
要注意!寝起きの口臭を悪化させるNG習慣
せっかく夜にしっかりオーラルケアをしても、普段の生活習慣によってはその効果が台無しになってしまうことがあります。口臭は単に口の中だけの問題ではなく、私たちの体全体の健康状態や生活習慣と深く関わっているのです。ここでは、知らず知らずのうちに寝起きの口臭を悪化させてしまう可能性のある、3つのNG習慣についてお伝えします。これらの習慣を見直すことで、これまでのケアの効果をさらに高め、より爽やかな朝を迎えられるようになります。
寝る前の飲酒や喫煙
寝る前の飲酒や喫煙は、口臭を著しく悪化させる要因となります。アルコールを摂取すると、体内で分解される過程でアセトアルデヒドという物質が生成されます。このアセトアルデヒドは、呼気と一緒に排出されることで、独特の不快な臭いを放ち、口臭の原因となります。さらに、アルコールには利尿作用があるため、体内の水分が排出されやすくなり、脱水症状を引き起こしやすくなります。これにより、唾液の分泌量が減少して口内が乾燥し、口臭の原因菌が増殖しやすい環境を作ってしまうのです。
一方、喫煙も口臭に悪影響を与えます。タバコに含まれるタールやニコチンは、それ自体が強い臭いを持つだけでなく、口内に付着することで直接的な口臭の原因となります。また、喫煙は血行を悪化させ、歯茎の健康を損なうため、歯周病のリスクを高めます。歯周病が進行すると、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)が多量に発生するため、口臭はさらに強くなります。加えて、喫煙は唾液の分泌も抑制するため、飲酒と同様に口内乾燥を招き、口臭を悪化させる悪循環を生み出します。
口臭の原因になりやすい食事
日中に食べたものが、寝起きの口臭に影響を与えることもあります。特に、ニンニクやニラ、ネギといった食材に含まれるアリシンなどの揮発性の臭い成分は、消化吸収された後に血液を通して肺に運ばれ、呼気として排出されることで口臭となります。これらの食品は食後しばらく口臭として残りやすいだけでなく、睡眠中に体の代謝が落ちることで、臭いがこもりやすくなるため注意が必要です。
また、高タンパク質や高脂肪の食事も口臭の原因となりやすい傾向があります。これらの栄養素が口内に残った場合、口内細菌がそれらをエサとして分解する際に、強い硫黄臭のガス(揮発性硫黄化合物)を発生させやすくなります。特に寝る前に大量に摂取すると、就寝中に細菌が増殖しやすくなるため、より強い口臭につながることがあります。バランスの取れた食事を心がけ、特に寝る前の刺激物や脂質の多い食事は控えることが、口臭予防には効果的です。
ストレスによる唾液の分泌量低下
意外に思われるかもしれませんが、精神的なストレスも寝起きの口臭を悪化させる大きな要因となります。私たちが強いストレスを感じると、自律神経のうち交感神経が優位になります。この交感神経の働きが活発になると、唾液の分泌、特に口の中を潤し細菌を洗い流す役割を持つ「サラサラした唾液」の分泌が抑制されるのです。
唾液の分泌量が減少すると、口の中が乾燥しやすくなります。口内が乾燥すると、自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。結果として、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)が生成されやすくなり、口臭が悪化する可能性があります。ストレスは、睡眠の質にも影響を与え、さらなる口内乾燥を引き起こすこともあるため、リラックスする時間を設けたり、ストレスマネジメントを行うことが、口臭ケアにおいても非常に重要だといえるでしょう。
セルフケアで改善しない口臭は病気のサインかも?
これまでご紹介してきた日々のセルフケアを丁寧に行っても、寝起きの口臭がなかなか改善されない場合は、単なる生理的な口臭ではない可能性が考えられます。もしかすると、お口の中や体のどこかに、何らかの病気が隠れているサインかもしれません。口臭は非常にデリケートな問題ですが、それを放置してしまうと、後でより大きなトラブルに繋がりかねません。このセクションでは、セルフケアでは解決しにくい口臭の背景に潜む可能性のある、代表的な疾患についてご紹介します。もし心当たりのある場合は、ためらわずに専門家である歯科医院に相談することを強くおすすめします。
考えられる口内のトラブル(歯周病・虫歯)
口臭の原因として最も多いのが、お口の中のトラブル、特に歯周病と虫歯です。歯周病が進行すると、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」と呼ばれる深い溝ができます。この歯周ポケットの中は酸素が少なく、嫌気性菌という種類の細菌にとって非常に住みやすい環境となります。これらの細菌が、口内のタンパク質などを分解する際に、揮発性硫黄化合物(VSC)の一種であるメチルメルカプタンなどの、特有の強い口臭ガスを発生させるのです。歯周病による口臭は、生ゴミや腐ったタマネギのような不快な臭いと表現されることもあります。
また、重度の虫歯も口臭の原因となります。大きな虫歯によって歯に穴が開くと、そこに食べカスが詰まりやすくなります。この食べカスが口の中の細菌によって腐敗する過程で、強い臭いを発することがあります。さらに、虫歯の進行によって神経が死んでしまい、その組織が腐敗することでも口臭が発生することがあります。これらの歯周病や虫歯が原因の口臭は、日々のセルフケアだけでは改善が難しく、歯科医院での専門的な治療が不可欠となります。
ドライマウスの可能性
口臭の別の原因として、「ドライマウス(口腔乾燥症)」が挙げられます。単に口が渇くという感覚だけでなく、唾液の分泌量が慢性的に不足している状態を指します。唾液には、お口の中を洗い流す「自浄作用」や、細菌の増殖を抑える「抗菌作用」など、口臭を防ぐ上で非常に重要な役割があります。そのため、ドライマウスになると、唾液の働きが低下し、口の中の細菌が増殖しやすくなるため、口臭が悪化しやすくなります。
ドライマウスの原因は多岐にわたります。加齢による唾液腺の機能低下、服用している薬の副作用(抗ヒスタミン薬や降圧剤など)、シェーグレン症候群のような自己免疫疾患、頭頚部への放射線治療などが挙げられます。唾液の減少は口臭だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高め、食べ物を飲み込みにくくなったり、話しにくくなったりするなど、日常生活に様々な影響を及ぼします。もし、常に口の渇きを感じる、ネバつきがあるといった症状がある場合は、歯科医院だけでなく、内科や専門外来の受診も視野に入れて相談してみることをおすすめします。
口臭の根本改善を目指すなら歯科医院へ相談を
これまで夜の5分ケアや朝の緊急対策をご紹介してきましたが、もしこれらのセルフケアを徹底しても寝起きの口臭がなかなか改善しない場合は、歯科医院への相談を強くおすすめします。口臭の原因は非常に多岐にわたるため、ご自身だけで特定し、対処しきれないケースも少なくありません。歯科医師は口臭の専門家として、科学的な診断に基づいて原因を正確に突き止め、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法やケア方法を提案してくれます。
「歯科医院に行くほどのことでもないのでは?」とためらってしまうかもしれませんが、口臭は時に、ご自身では気づかない病気のサインであることもあります。専門家による適切な診断と治療を受けることで、長年の悩みが解消され、自信を持って毎日を過ごせるようになるきっかけとなるでしょう。ぜひ、口臭治療は歯科医院で相談できる専門分野だと捉え、一歩踏み出してみてください。
歯科医院で受けられる口臭ケア
歯科医院では、単に歯の治療だけでなく、口臭に関する様々な専門的なケアを受けることができます。ご自身の口臭の原因が何なのか、そしてどのように対処すれば良いのかを、プロの目でしっかりと診断してもらえるのが歯科医院の大きなメリットです。ここでは、具体的に歯科医院でどのような口臭ケアが受けられるのかをご紹介します。
プロのクリーニングで汚れを徹底除去
普段の歯磨きではどうしても落としきれない歯垢や歯石、そして細菌の集合体であるバイオフィルムは、口臭の大きな原因となります。歯科医院では、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる専門的なクリーニングによって、これらの頑固な汚れを徹底的に除去します。専用の器具を使って、歯の表面だけでなく歯周ポケットの奥深くまで丁寧に清掃することで、口臭の原因菌の温床を根本から破壊し、滑らかで汚れがつきにくい歯の表面を取り戻すことができます。口の中がスッキリとし、清潔感が長持ちするのを実感できるでしょう。
口臭原因の特定と治療
歯科医院では、口臭の原因を客観的に特定するための様々な検査が行われます。例えば、オーラルクロマなどの口臭測定器を用いることで、口臭の原因となっている揮発性硫黄化合物(VSC)の種類や量を数値で把握できます。これにより、口臭が歯周病由来なのか、舌苔由来なのか、あるいは他の要因によるものなのかを明確に診断することが可能です。診断結果に基づき、歯周病治療、虫歯治療、またはドライマウスの改善策など、根本的な原因に直接アプローチする治療が計画的に進められます。
正しいセルフケア方法の指導
歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士から、患者さん一人ひとりの口内環境に合わせたパーソナライズされたセルフケア指導を受けることができます。例えば、歯並びや歯肉の状態に応じた最適な歯ブラシの選び方、デンタルフロスや歯間ブラシの正しい使い方、効果的な舌の清掃方法など、具体的なアドバイスを受けられます。自己流のケアでは見落としがちなポイントや、知らず知らずのうちに間違った方法で行っていたケアを見直すことで、ご自宅での毎日のケアがより効果的になり、口臭予防の効果を最大限に高めることができるでしょう。
定期検診で健康な口内環境をキープ
口臭治療で一時的に改善しても、その効果を維持し、口臭の再発を防ぐためには、定期的な歯科検診が不可欠です。3ヶ月から6ヶ月に一度のペースで歯科医院を受診し、プロによるクリーニングや、口内環境の変化チェックを受けるようにしましょう。これにより、小さな問題が大きくなる前に早期発見・早期対応が可能となり、常に清潔で健康な口内環境を保つことができます。定期検診は、将来にわたって爽やかな息と健康な口元を維持するための、賢い投資だと考えてみてください。
まとめ:夜5分の新習慣で、自信の持てる爽やかな朝を迎えよう
朝、口臭を気にせず、自信を持って一日をスタートできる。そんな理想的な朝を迎えるために、この記事では「寝起きの口臭」の根本原因とその対策について詳しく解説しました。
寝起きの口臭が強くなる主な原因は、睡眠中に唾液の分泌が減り、口の中で細菌が爆発的に増殖することです。しかし、心配はいりません。ご紹介した夜の「たった5分」のセルフケアを毎日の習慣にすることで、この口内環境を劇的に改善し、口臭の悩みを解消することができます。
歯間ブラシやフロスで隙間の汚れを徹底的に除去し、歯と歯茎の境目を意識した丁寧な歯磨きで歯垢をしっかり落とす。さらに舌クリーナーで舌苔を優しく取り除き、仕上げに殺菌マウスウォッシュとコップ1杯の水を飲む。これら4つのステップを実践することで、口臭の原因となる細菌の活動を夜の間にしっかりと抑制できます。
もし、これらのセルフケアを続けても口臭が改善されない場合は、虫歯や歯周病、ドライマウスなどの病気が隠れている可能性もあります。その際は、ためらわずに歯科医院を受診してください。歯科医院では、専門的なクリーニングや口臭の原因特定、そしてあなたに合わせた正しいセルフケア指導を受けることができます。
「夜5分の新習慣」は、単に口臭をなくすだけでなく、あなたの毎日に自信と安心をもたらします。爽やかな息は、人間関係を円滑にし、仕事のパフォーマンスを向上させ、あなた自身の自己肯定感を高めてくれるでしょう。今日からこの新しい習慣を取り入れて、自信に満ちた、輝く毎日を手に入れませんか。
監修者
神奈川歯科大学卒業後、中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科
おおもり北口歯科 開業
昭和大学口腔外科退局後は、昭和大学歯学部学生口腔外科実習指導担当経験 また、都内、神奈川県内の各歯科医院にて出張手術担当。
【所属】
・日本口腔外科学会
・ICOI国際インプラント学会
・日本口腔インプラント学会
・顎顔面インプラント学会
・顎咬合学会
・スポーツ歯科学会
・アメリカ心臓協会AHA
・スタディーグループFTP主宰
【略歴】
・神奈川歯科大学 卒業
・中沢歯科医院 訪問歯科治療担当
・医療法人社団葵実会青葉歯科医院 分院長就任
・シンタニ銀座歯科口腔外科クリニック 親知らず口腔外科担当
・医療法人社団和晃会クリーン歯科 分院長就任
・医療法人社団横浜駅前歯科矯正歯科 矯正口腔外科担当
・医療法人社団希翔会日比谷通りスクエア歯科


